大涌谷温泉を乾燥精製させた物が天然成分100%の“湯の花”です。
この“湯の花”は、大変歴史が古く昭和9年6月18日より現在と同じ唐草模様の小箱に入れられ販売されております。
『ご家庭のお風呂でも手軽に温泉気分を味わうことができます』というキャッチフレーズのもと長年人気を集めています。
長さ18m、幅45㎝、深さ40㎝のトヨに約6m間隔に仕切りを入れ、温泉を流します。
数日間で(気温などによって日数は違います)トヨいっぱいに“湯の花”が沈殿します。
その沈殿した湯の花を多く含む温泉を水切桝へ送ります。
トヨから送られてきた温泉は、更にこの水切桝で1日置かれます。
この桝の一部分は細かい網状になっていて、“湯の花”を含まれない液体の部分は桝の外へ放出されます。
水切桝である程度水分が抜かれた後は、となりに位置する乾燥場へと送られます。
FRP製の乾燥場は、その下に何本ものパイプが布設されていてそのパイプに温泉を流し、
その熱によって残りの水分を完全に蒸発させます。
乾燥された“湯の花”は、篩いにかけられます。
篩にかけられた“湯の花”は、会社に運ばれ、5回分づつ丁寧に手作業で袋詰めされます。
更に箱に収められ“湯の花”の完成です。
湯の花は、大涌谷の土産物店での販売の他、当社で通販も行っております。